実験はゼロから最後までやった方がいい

研究の進め方

最近、縁あって科学論文を読み直す機会に恵まれています。

ブランクがあり心配でしたが、今の時代はパソコンとネットがあり、分からないところは言葉上ではすぐに調べることができます。

便利な時代になりました

でも、良くを言わせていただきますと、私も実験がしたいですね

さて、生き物を使う実験では、試薬あるいは刺激を与えその反応を見ます。そして、多くの場合ゼロの状態からスタートし、この条件は実験の対照区になる場合も多いです。

そして、少しずつ試薬あるいは刺激の量を増し、これ以上できないところまで実験をします。

研究論文では主張に繋がる数値を紹介して、著者の考えを主張します。グラフなどの図に出てくる数値をすべて説明しないこともあります。

ですので、たまに論文によっては必要な数値しかグラフに出さず、薬あるいは刺激の量のすべての変化を出さないものもあります。

論文では筋が通っています。それはそれでいいのですが、私は

もう少しサービスしてくれてもいいのでは?

と思ってしまいます。

私は、過去に論文の主張以外の数値を論文のグラフから見つけ、それをヒントに研究を成功させたことがあります。

論文の著者にとっては意味のないことかも知れませんが、論文の議論の外側に金脈が埋もれている場合もあります。

私は、雑誌に通すだけの論文ではなく、読者に追加のご褒美があるものの方が嬉しいですね。

そんなわけで、子どもたちには私の方針でかならずゼロから最後まで実験をやらせています。

まあ、子どもたちからはいっぱい文句を言われますけれどもね(笑)

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